ボードフィートとは?木材の測り方と値段の付き方
アメリカの木工職人の見積もりや広葉樹材の販売店の価格表を見ると、木材が「ボードフィートあたり」で値付けされています。ボードフィートは米国で使われる木材の体積の単位で、日本では木材は立方メートルや「才」で取引されるのが一般的です。ここでは、その意味と、オーダーする際になぜ重要なのかを説明します。
ボードフィートとは
ボードフィートは体積の単位で、厚さ1インチ、幅12インチ、長さ12インチの木材1枚分を指します。144立方インチ、約2.36リットルです。計算式は次のとおりです。
ボードフィート = 厚さ(インチ)× 幅(インチ)× 長さ(フィート)÷ 12
厚さ1インチ、幅6インチ、長さ8フィートの板は 1 × 6 × 8 ÷ 12 = 4ボードフィート。厚さ2インチ、幅8インチ、長さ10フィートの板は 2 × 8 × 10 ÷ 12 = 13.3ボードフィートです。
ボードフィート計算ツールなら、板の束全体を計算し、ロス分を加え、ボードフィート単価があれば掛け算までしてくれます。ミリメートルやメートルでも使えます。
4/4、6/4、8/4という表記
広葉樹材の販売店では、荒挽きの厚みを4分の1インチ単位で表します。4/4(フォークォーター)は1インチ、6/4は1½インチ、8/4は2インチ。これは製材・乾燥した時点の、かんなをかける前の厚みです。4/4の板は両面を平らにすると通常¾インチ前後になりますが、支払うのは荒材の厚み分です。
2×4のような規格寸法の針葉樹材は別物です。呼び寸法で呼ばれ、かんな仕上げ済みで売られ(実際の2×4は約1½ × 3½インチ)、ボードフィートではなく1本単位で値付けされるのが普通です。
職人が作品に使う量より多く買う理由
完成した天板に含まれる木材が20ボードフィートでも、職人はそれよりかなり多く買います。板が完全に平らでまっすぐなことはまれなので、平面を出すと厚みが減ります。木口は割れていることが多く、切り落とします。節、辺材などの欠点は避けて木取りします。部材が板の長さにぴったり収まることはまずないので、端材が出ます。そして美しい天板にするため、色と木目が揃う板を選び、いくつかは外すことになります。
だから見積もりにはロス分が含まれます。どれくらいかは木材とデザイン次第で、無節でまっすぐな材とシンプルな木取りならロスは少なく、杢のある材や長く揃えたパネルではロスが増えます。
樹種で費用はどう変わるか
ボードフィート単価は樹種によって、また同じ樹種でも等級や幅によって異なります。一般的に、パインとポプラが最も安く、オークとメープルが中間、チェリーとウォルナットは高めです。価格は地域や時期で変わるので、最も確かなのは地元の材木店の最新価格表です。
とはいえ、ほとんどの家具では木材は費用の小さいほうの部分です。ダイニングテーブルなら木材は数十ボードフィート、工房での作業は何十時間にもなります。HomeAdvisorの費用ガイドでは、オーダー木工の工賃は1時間あたり$50〜$100+材料費とされています。だから樹種を変えても見積もりは思ったほど変わらず、デザインを簡素にすると大きく変わることがあります。
依頼を書くときは
作品をオーダーするのにボードフィートを計算する必要はありません。それは職人の仕事です。ただ、正確な仕上がり寸法、希望の樹種、予算を伝えれば、職人はすぐに木材の量を割り出し、的確な見積もりを出せます。
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